壁の材質について
家を建てた後に、壁に本棚を取り付けたり、壁掛け収納を取り付けたい時ってありますよね?
でも注意しなければならないのは、壁の材質です。
住宅の内壁は、クロスの下は「石膏ボード」という防火の壁材になっています。この石膏ボードはビスをねじ込んでも抜けてしまう為、重量のある棚を設置する事は出来ません。
新築時に壁の下地補強を依頼しましょう
家を建てる時に、予め「この壁には棚を付けたい」という事がわかっている場合には、建築会社にその部分に「補強下地」を入れてもらいましょう。
柱と柱のあいだにベニヤを入れ、この上から石膏ボードを貼ります。
下地を入れる事により、ビスで重量物を固定する事が可能になります。
下地を入れていない壁に棚を付ける方法
新築時に下地を入れなかった壁に棚などを取り付けたい場合にはいくつか方法があります。
前回の記事で「在来工法の壁には455mm間隔で柱が入っています」と説明しました。
この柱の部分にはビスで固定する事が出来ます。
壁の中にある柱を探すには「下地チェッカー」を使います。
右側の下地チェッカーは、壁に針を突き刺すタイプです。石膏ボードだけの壁だと針が突き抜け、下地が入っている壁だと針が途中で止まります。安価な商品ですが、壁に小さな穴があいてしまうというデメリットがあります。
左側の下地チェッカーは、センサーで下地を探します。壁の上の移動させると、下地がある所で「ピー」と音で教えてくれます。3000円前後する商品ですが、新築の場合はこちらの方が良いでしょう。
下地が無い所に棚を付けたい!
間柱は455mm間隔で入っているので、ビスを打ちたいところにちょうど柱があるとは限りません。
どうしても、下地の入っていない石膏ボードの壁に棚などを取り付けたい場合には「石膏ボードアンカー」を使います。
これを壁にねじ込んだ後に、ビスをねじ込むと、アンカーが開いて壁に固定されます。
ただし、石膏ボードアンカーではあまり重いものは支える事が出来ないので、アンカーに書いてある耐荷重を確認して適切に利用しましょう。
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://aismilehome.com/wp-content/uploads/2022/03/fukumoto.png” user_name=”店長 福本”]リフォーム工事で壁に下地を入れる事も出来ます。重量物を設置したい時には、我々専門家にご相談下さい[/speech_balloon_left1]